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久しぶりの宇治散策です。
紅葉にはまだ少し早かったのですが、久しぶりに宇治川東岸の源氏物語の舞台の散策路を歩きました。
源氏物語の宇治十帖はこの宇治が主要な舞台にもなっています。朝霧橋のたもとに、そのモニュメントがあります。
浮舟(右側の女性)と匂宮(左側の男性)が小舟で橘の小島へ渡ったときの場面をモチーフにしています。
(午後からは逆光になっています。撮るなら午前中。)
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その朝霧橋の東詰に宇治神社の鳥居があります。
明治維新までは宇治神社とその東奥に位置する宇治上(うじかみ)神社は一対の関係でした。
宇治神社と宇治上神社が鎮座するこの一帯は応神天皇の皇子で、宇治十帖の八宮(はちのみや)のモデルとも言われている
「莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)」の邸宅跡と考えられていて、皇子の亡くなった後、邸宅跡にその霊を祭ったのが両神社の起こりと言われています。
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宇治神社本殿前の鳥居と知恵の輪
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更に奥に進むと世界遺産に登録されました、宇治上神社の鳥居があります。
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宇治上神社表門
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門を入ると国宝拝殿です。
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拝殿の後方には、国宝本殿があります。
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この宇治上神社を左に折れると早蕨(さわらび)の道があり、源氏ミュージアムなどがあります。(今回は足を伸ばさないで宇治川へ引き返しました。)
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宇治川東岸、朝霧橋を少し川上に歩くと、弘法大師によって開かれた古刹、かつて龍泉寺と呼ばれていた恵心院(えしんいん)があります。
平安時代中期に「往生要集」著者、恵心僧都源信(げんしん)によって再興され、恵心院と称したといわれます。
源信は、源氏物語宇治十帖のヒロイン浮舟を助けた横川の僧都のモデルともいわれています。
現在は本堂と表門のみが残り、本堂には平安時代の木造十一面観音立像が安置されています。
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本堂横には千両が赤い実をつけていました。
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本堂横には草花や花木を植えた庭園があり、ウメモドキが真っ赤な実をつけていました。
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恵心院から更に川上に歩くと、宇治発電所放流口の観流橋には大銀杏が紅葉を始めていました。
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更に川上を歩くと興聖寺山門があります。
紅葉で有名な琴坂(まだ赤くなっていませんでした。)を上り、医薬門と本堂の風景をステレオ写真に加工しましたので交差法でご覧ください。
(画像をクリックで元画像になります。再度クリックで消えます。)
薬医門と前庭の風景です。
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本堂と前庭の風景です。
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今回は内部の拝観はしていません。内部の様子は一昨年の投稿記事を下記にTBしておきますので、参照してください。


by poron_55 | 2009-11-15 16:39 | 社寺・境内
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