毎年の例から2月末ともなればオウレンやイチゲが咲き出しているのを期待しながら訪れましたが、今年はまったく見られませんでした。
概して今年の植物の開花は遅いようです。 それでも、園内は既に芽吹きの木々や早春の植物の息吹きも・・・爛漫の春はもうそこまでと感じられました。 こちらの植物園は歴史を感じさせる大きな樹木が沢山あります。 メタセコイア(左の落葉樹)やセコイア(右の常緑樹)の風景。 メタセコイア(スギ科)の風景とセコイア(スギ科)の風景。 一枚目の画像の中央の白く見えるのはユリノキ(落葉樹:モクレン科)の翼果です。 特徴あるラクウショウ(落羽松:スギ科)の気根。 シュロやヤシ樹木エリアの風景。 以下は園内で咲き始めていました花々です。 コリヤナギ(行李柳は咲き始めです。 コリヤナギ(行李柳):落葉低木 科目・属:ヤナギ科ヤナギ属 学名:Salix koriyanagi 原産:朝鮮半島 別名:コウリヤナギ 花期:2~3月 撮影:大阪市大付属植物園(2008/02) 古い時代に渡来し、水辺に植栽されることが多い。よく分枝して高さ2~3mになる。枝は無毛で細く、直立する。 葉は対生するが、3輪生または互生するものもあり、長さ6~12cmの線形または広線形で裏面は紛白色。両面とも無毛。 3月ころ、葉に先立って長さ2~3cmの尾状花序をだす。雄花序のほうが太い。雄蕊は1個で、葯は暗紅紫色。材で行李を作るのでこの名がある。 用途:庭木、行李、バスケット ミツマタ(三椏:ジンチョウゲ科)も咲き始めです。 ミツマタ(三椏・三叉):落葉低木 科目・属:ジンチョウゲ科ミツマタ属 学名:Edgeworthia chrysantha 原産:中国 花期:3~4月 撮影:大阪市立大学付属植物園(2009/03) 樹皮の繊維を製紙の原料にするため栽培されている。高さ1~2mになる。樹皮は黄褐色で、枝は3つに分かれてでる。 葉は互生し、長さ8~15cmの広披針系で薄く、裏面は粉白色。3~4月、葉に先立って球形の頭状花序をつける。 萼は筒形で先は4裂し、内側は黄色。外側は白い毛が密生する。果実はそう果で萼筒に包まれる。 アカバナミツマタは花が赤い園芸品種。 アセビ(馬酔木:ツツジ科)も咲き始めです。 珍しいルスクス・ヒポフィルム(ユリ科ナギイカダ属)は花と実が同時に見られます。 ナギイカダの仲間で葉っぱの中央から花がでます。
by poron_55
| 2008-03-04 10:23
| その他公園・植物園
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