3月も下旬、暖かくなって桜の開花や野草の開花を楽しみに大阪市立大学付属植物園へ出かけました。
桜の早咲き種が満開で見ごろになっていました。野草ではカタクリも丁度見ごろとなっていました。 多くの開花の中からその一部をご覧ください。 カンザクラ(寒桜)は見ごろを少し過ぎていたようです。大きな古木で倒木防止に支え棒で対策をしていました。 カンザクラ(寒桜):落葉高木 科目・属:バラ科サクラ属 学名:Prunus x kanzakura 原産:中国南部・台湾 花期:2月~3月 撮影:大阪市大付属植物園(2008/03) カンヒザクラとヤマザクラ系サトザクラまたはハヤザキオオシマとの雑種といわれる。樹皮は黒灰色で横に割れ、こぶができる。 葉の出る前か同時に開花する。蕾は紅色。花は直径2.5~3.5cmあり、淡紅色でふちがやや濃い。花弁は5個で蜜が多い。 用途:庭木、街路樹、盆栽、花材 (いずれもオリジナル画像は縮小されています。画像の上をクリックして拡大画像でご覧ください) 彼岸桜(ヒガンザクラ)は丁度見ごろとなっていました。コヒガンザクラともいわれエドヒガンとマメザクラとの雑種といわれている。 コヒガンザクラ(小彼岸桜):落葉小高木 科目・属:バラ科サクラ属 学名:Prunus x subhirtella cv.Subhirtella 別名:彼岸桜 花期:3月下旬~4月上旬 撮影:大阪市大付属植物園(2008/03) エドヒガンとマメザクラの雑種と思われる。長野県高遠町の植栽群は有名。枝は細く、斜上する。葉は長さ5~10cmの倒卵形または楕円形で、 両端はとがり、ふちには重鋸歯がある。葉身の基部に2個の腺点がある。3月下旬~4月上旬、葉が出る前に直径約2.5cmの淡紅色または 淡紅白色の花が2~3個散形状咲く。花弁は5個でほぼ横向きに平開する。果実は小さく紫黒色に熟す。 用途:庭木、花材 枝垂れ桜も丁度見ごろ・・・見事な開花風景でした。 こちらのカタクリも例年その開花には人気があり、今年の開花も丁度見ごろでした。 (いずれもオリジナル画像は縮小されています。画像の上をクリックして拡大画像でご覧ください) カタクリ:多年草 科目・属:ユリ科カタクリ属 学名:Erythronium japonica 花期:3~5月 撮影:大阪市大付属植物園(2008/03) 山野に群生する多年草。高さ15cmほどの茎の先に、径4~5cmもある大輪の紅紫色の花を開く。葉は淡緑色で、 表面には紫色の斑紋があるが、生育地によっては、まったく無いものもある。りん茎から昔はカタクリ粉をとった。 生育地:山野 分布:北、本、四、九 Wマークも鮮やかに・・・ ミロバランスモモ(バラ科サクラ属) ベニバスモモはこのミロバランスモモとスモモの交配種です。 マボケ(バラ科ボケ属)も丁度開花直後でした。 シキミ(樒)は少し咲き終り状態でした。 シキミ(樒):常緑小高木~高木 科目・属:モクレン科シキミ属 学名:Illicium religiosum 別名:ハナシバ 花期:3~4月 撮影:大阪市大付属植物園(2008/03) 暖地の山地に自生し、また墓地などによく植える。高さ2~5m、時に10mになる。葉は互生し、長さ4~10cmの倒卵状広披針形で厚くてなめらか。 3~4月、葉腋に淡黄白色で直径約3cmの花が咲く。花弁と萼片はともに線状披針形で12個。雄蕊は約20個。果実は8~12個の袋果が星型に並ぶ。 9~10月に熟すと裂け、有毒の種子をだす。 コブシ(モクレン科モクレン属)は開花直後です。 ウグイスカグラ(スイカズラ科スイカズラ属)はもう葉っぱが出ています。 アオキ(ミズキ科アオキ属)の実が真っ赤になっています。同じ木で花の蕾も開花真近かでした。(同時に見られそう) ヒサカキ(ツバキ科ヒサカキ属)の開花(画像は雄花)は特有の匂いがあるので直ぐにわかります。 野草種ではショウジョウバカマ(ユリ科ショウジョウバカマ属)が可憐な花を咲かせ始めていました。 キクザキイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)も咲き出していました。 ミスミソウ(キンポウゲ科ミスミソウ属)もまだ咲いていました。 スズメノヒエ(イネ科スズメノヤリ属)は一面に花を咲かせていました。
by poron_55
| 2008-03-27 20:06
| その他公園・植物園
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